Resin filled (insurance medical examination)

歯科治療で使用するレジンは、組成が80%セラミクス微粒子と20%有機高分子材料から出来ている為、複合(コンポジット)レジンとも呼ばれます。410〜480ナノメーターの青色可視光線で硬化させます。レジン充填で審美修復を行う際に重要な点は以下の3点です。
1)歯質への強い接着力の達成
2)レジンの硬化処理を完全に行い十分な強度の達成
3)形態調整と研磨
1)に関しては「クリニック紹介」、「診療方針」の『歯質への確実な接着』をご覧ください。
2)に関しては以下の点に注力しています。
2000年4月にワシントンでのIADRの国際学会で、私が東京医科歯科大学大学院時代に発表した研究 でも明らかにされましたが、硬化に用いる照射器の光の種類(LED,ハロゲン、キセノン)と光の強度の違 いでレジン硬化後の強度に大きな差が出ます。その現実を把握する事は大切です。
2012年10月に発売の高性能LED照射器「Elipar」を含めて7種類の照射器を用い、 、 光強度測定器「Curing Radiometer Model100」で照射器をチェックしながら対応しています。


市販されているレジンにはそれぞれ特徴があります。
・操作性が良い
・強度が優れている
・色調が優れている
・硬化反応が速い
・価格が安い→良い治療の為には重視すべきではないです
症例に合わせて、多数あるレジンの中から使用すべきレジンと硬化に使用する照射器を選びます。
充填する部位までの距離と光照射器の光強度を考慮して適切な照射時間を決めます。
当院では治療前の状態と形態調整と研磨を終えた治療後の状態をCCDカメラとモニターを用いて御説明します。